注意しておきたい逆流性食道炎を引き起こしやすい5つの病気の種類とは?
逆流性食道炎を引き起こしやすい病気について今回はお話していきたいとおもいます。
それは5つあるのですが、これらの病気にいま現在掛かっている方は注意が必要です。
また逆流性食道炎を患いながらもこれからお話する病気を併発されているかたは症状が悪化したり、より酷い症状に悩まされることがあるのでぜひ注意して覚えておいてくださいね!
逆流性食道炎を引き起こす大まかの原因は以下の通り。
- 唾液で食道を保護することができていない
- ペプシンの分泌量が多い
- 下部食道括約筋が緩んでいる
そしてこれらの原因を直接的にも間接的にも及ぼす病気に掛かっていると逆流性食道炎を引き起こす可能性は必然的に高くなってしまいますよね。
ご安心を、あなたの逆流性食道炎は私が治します。
糖尿病
糖尿病は尿から糖が漏れ出してしまう病気なのですが、一緒に大切な水分も尿となり体内から出て行ってしまうのです。
このようになってしまうとどんどん必要な水分が外に行ってしまうために、必然的に唾液の分泌量が減ります。
唾液の分泌量が減ることで食道に胃酸が掛かった時にそれを中和することができませんし、唾液は食道にバリアの保護する働きがあるのですが、
分泌量が少ないと直接胃酸が掛かり続けてしまうのです。
ただ身体には胃から逆流して来た食べ物や胃酸から身を守る機能はついています。
これは再び食べ物を胃へと送り込む機能があるのですが、糖尿病はその食道収縮運動を低下させることがあるのです。
つまり逆流してきたものを押し込む働きも弱くなりますし、酸を中和してくれる中性の唾液の量が減るので余計に逆流性食道炎になりやすくなるということです。
逆流性食道炎に掛かっている人はさらに症状が悪化する危険性があるので注意してくださいね
強皮症・シェーグレン症候群
全身の臓器から水分が抜けて行って全身が徐々に乾いて行く病気で、シェーグレン症候群は2次の合併症として強皮症を引きおこす可能性が高いです。
発症すると、分泌する唾液の量が減りますし、食道自体の収縮運動が停滞化するために間接的には逆流性食道炎を引き起こす危険性もあります。
高血圧症
高血圧と診断されると薬が処方されますよね。具体的にはカルシウム拮抗薬。
この薬は食道の収縮運動を低下させてしまう効果があるので、胃から逆流して来た食べ物や胃酸を再び押し出すことができなくて
いつまでも強い塩酸を含むペプシンが食道の細胞・組織に溜まりやすくなってしまうのですよね。
直接的に逆流性食道炎を引き起こすことはないのですが、間接的に薬を飲むことによっておきてしまう危険性があるのです。
なので高血圧に悩んでいる方でカルシウム拮抗薬を服用している方は胸焼けに悩む確立が高くなります
喘息
喘息治療に使われる薬は食道と胃の繋いでいる噴門(ふんもん)と言われる部分を開け締めている下部食道括約筋の筋肉が衰えるようになります。
噴門は常に固く下部食道括約筋によって締められているのですが、食べ物が口から入ると一時的に緩むのです。
ただこの筋肉が喘息治療で使われる薬(テオフェリン)を常用的に飲むことで緩む傾向にあるということを覚えておいてくださいね。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
骨の強度が弱くなって行き、どんどん骨のなかがスカスカになってしまい骨折しやすくなったりします。
体のバランスを保つためにある背骨が一番もろくなるのですが、背骨自身の重みに耐えられなくなって陥没したり、ズレるようになります。
腰が極端に曲がるために猫背のような姿勢になるのが特徴です。
骨粗鬆症が原因で背骨が曲がると同時にお腹に掛かる圧力も上がるために、圧力が下部食道括約筋で締めている噴門(ふんもん)が開き易くなるのです。
姿勢が曲がることによって逆流性食道炎は起こるので2次的な症状として逆流性食道炎になる危険性はあります。
骨粗鬆症は高年齢者に多い病気ですし、平行して筋肉の低下によってよりこの病気になり易くなるということですね
まとめ
- 糖尿病
- 強皮症・シェーグレン症候群
- 高血圧
- 喘息
- 骨粗鬆症
これらの病気から逆流性食道炎になりやすくなることをみていきましたね。
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