逆流性食道炎に罹りやすい人はこの8つの項目のどれかに当てはまっている!
逆流性食道炎(胃食道逆流症)は食道ガンを引き起こす危険性がある病気で、現代では
逆流性食道炎患者さんが急増しています。
その原因の背景には乱れた欧米化した食生活や筋肉の衰えなども関係しているのですが、この病気になりやすいタイプを今回、話して行きます。
ひとつでも当てはまっている方は注意が必要です。
食道ガンだけではなく、バレット食道や難治性逆流性食道炎を引き起こす危険性があります
ぜひ今のあなたの現状を確認しながら読み進めていってくださいね.
Contents
油分の多い食事をしている
ファーストフードでの飲食を習慣化させると体に悪影響を及ぼします。油分の多い食事をしている方は逆流性食道炎になりやすいタイプと分類されます。
以前は日本人は質素であっさりとした食事を好んで食べていたのですが、食事が欧米化してきてお肉や油の多い食事をとる人が増えてましたよね。
なぜ油は胃酸の分泌量を増やし、食べたものを逆流しやすい体質へと変化させます。
油分の多いものだけではなく、これは香辛料やアルコール、カフェインにも同じことが言えます
<関連記事>
逆流性食道炎患者のための食事指導!〜食べ物から食べ方まで〜
年齢が高い
年を取ると胃酸の分泌量が減るので、「逆流性食道炎を発症させにくい」と考える方も多いと想いますが、
年を取ると胃と食道を分けている筋肉(下部食道括約筋)が衰えることがあり、胃に腹圧が多くかかってしまうので余計に胃酸が逆流しやすく食道を焼いてしまうことがあります。
これでわかるのはつまり逆流性食道炎は胃酸を少なくしても逆流性食道炎は治ることがないということです。
食道に胃酸が継続的にかかることで、咽頭が炎症します。
- 慢性的な咳がでる
- 声がかすれたり、発音にくくなる
- 声質が変化する
- 声帯にポリープができる
- 喉がイガイガする
- 吐き気がひどい
- 嚥下障害(のどがつまり、食物を飲み下すことが困難になる)
これらの症状を引き起こし、嚥下障害(のどがつまり、食物を飲み下すことが困難になる)、食道狭窄症、胃機能低下症、食道上部のつまりを感じるようになりますよ。
背中が曲がっている
誰でもお腹いっぱいに物を食べたら胃がマンパンになり食べたものや分泌された胃酸が逆流してくるのではないか?という感覚を味わうことはありますよね。
これは背中が曲がっていることによっても起こるのです。背中が曲がっているとお腹に大きく圧力がかかるので胃酸が逆流しやすくなります。
また、横になると胃が食道よりも高い位置にいくために逆流した胃酸が食道に留まり余計に炎症が悪化することがあるのです。
逆流した胃酸が胃へ戻れず、食道に停滞します
背中が丸まっていると、腹圧が罹りやすくなります。
姿勢が悪い状態で腹圧がかかると、食道裂孔ヘルニアになり、最悪ヘルニア部分の摘出手術を行わないといけなくなります。
慢性的な肥満体型である
これもまた逆流性食道炎に非常に関係性が深いと考えられています。
お腹の中に脂肪が溜まってしまうと胃が脂肪に押されるのでその分腹圧が多くかかるのです。
妊娠している女性がこの逆流性食道炎になりやすいというのと構造は同じだと考えられています。
また肥満体質に胃酸が逆流しやすいのですが、肥満体質を形成する食生活も油の多いものだと想定されるので、どちらの意味でもこの病気に掛かりやすいと言えますね。
肥満の人は食道裂孔ヘルニアになるリスクも高いです
関連記事
食道裂孔ヘルニアは逆流性食道炎を引き起こす可能性が高い
腹圧が高い
逆流性食道炎に悩まされている人は腹圧が高い傾向にあります。お腹に圧力がかかっていると、胃の中の食べ物や水分が逆流しやすくなるのです。
そのため逆流性食道炎を発症させたり、悪化させたりしてしまいます。
腹圧に関しては
「逆流性食道炎が治らないのは腹圧が高いから?腹圧に詳しくなって症状を改善しよう」
この記事で詳しく話しているので参考にしてください。
痩せ型体型である
太っているのもダメですが、痩せていることもダメです。
さてこれは一体どういうことなのでしょうか?
痩せている人は背筋が曲がっている傾向にあり胃下垂の人が多いです。
胃下垂では食べたものが胃へ送り出されるスピードが遅いのでそれが食道に停滞することで食道を炎症させてしまうことがあります。
これが原因で逆流性食道炎が引き起こさせるというわけです。
これは知らない方も多いのではないでしょうか?なにもこの病気は太っており、食生活が乱れている人専用の病気ではないのですね。。。
胃の摘出手術を経験している
胃の摘出手術を経験しており、プラス後遺症を持っている方も逆流性食道炎になりやすいタイプとして挙げられます。
このケースを「術後逆流性食道炎」と言われるのですが、これは非常に例外的な原因ですよね。
胃の切除後は胃液や十二指腸駅や胆汁と呼ばれるものが食道の方へ逆流しやすい傾向にあるからなのですね。
また過去に胃のすべてを摘出した方は食道を小腸につなぐために炎症が起こりやすくなり、逆流性食道炎に罹るというわけです。
以前と比べると医療技術が発達しているので現在ではそこまで胃の摘出手術を経験している、または手術の後遺症に悩まされている人は少なくなっているのですが、可能性としてゼロではないということを覚えておいてくださいね。
ピロリ菌の除去手術を受けたことがある
ピロリ菌は胃潰瘍を引き起こす菌で有名なのですが、この菌はほとんどの人の胃の中に存在しています。
胃の中にピロリ菌が入ったらすぐに胃潰瘍にかかるということはありません。
胃の粘膜を荒らすと言われるピロリ菌なのですが、これを完全に消滅させてしまうと胃が本来の胃酸分泌能力を取り戻すために、分泌量が通常よりも多く成る傾向になります。
多く分泌された胃酸が食道で逆流することになり逆流性食道炎を引き起こすというわけですね。
- 油分の多い食事をしている
- 年齢が高い
- 背中が曲がっている
- 肥満体型である
- 腹圧が高い傾向にある
- 痩せている
- 胃の摘出手術を経験している
- ピロリ菌の除去手術を受けたことがある
これらのタイプが逆流性食道炎になりやすいタイプだということですね。
ご安心を、あなたの逆流性食道炎は私が治ります。