逆流性食道炎はびらん型と比びらん型の2種類に分けられる!あなたはどっち?
逆流性食道炎の症状は人によって異なりますよね。
胸焼けが凄くて辛くて辛くて仕方がないひともいますし、逆に全く症状がなく人間ドックで初めて医師から診断されるひともいますし、逆流性食道炎が原因で不眠の状態になりなかなか横にすらなることができない人も居ます。
その逆流性食道炎は実は
びらん型と
非びらん型の2種類に分類されるのですが、さっそく詳しくみていきましょう
ご安心を、あなたの逆流性食道炎は私が治します。
見た目では解らないのが非びらん
内視鏡を体内に入れて検査をしても全く表面にはその兆候が現れていないものは非びらん性の逆流性食道炎に分類されます。
肉眼では全く異変がみられないのですが、細胞を切り取って顕微鏡で細かく見ていると粘膜が捲れており傷ついていることがわかるのですが、
ここまで普通の人間ドックなどで検査することは稀で逆流性食道炎の症状を患っている場合のみ発見できると言っても過言ではないでしょう。
胸焼けやつかえ感、出血などの症状があるのにも関わらず内視鏡でみたら全然異変がないどころか、健康的な食道をしている!と言われることもあります。
日本人の逆流性食道炎の約3分の2がこの非びらん性に分類されるので異変を感じており、検査を受けたのにも関わらずこの病気だと診断されないでいてやきもきしている方はもう一度細かく検査をしてみることをおすすめします。
黙視できるほどの粘膜に傷がついていないとしても胸焼けを感じることもありますし、神経が過敏になることがあるのでぜひ覚えておいてくださいね
検査に関して詳しく知りたい方は
「逆流性食道炎の検査は一体どんなことをするのか?6つある検査を全て解説」
こちらの記事をご覧ください。
びらん型とは
このように食道が傷ついていることはわかりますよね。これをびらん型の逆流性食道炎といいます。
患者数の約3分の1がこのびらん型に分類され内視鏡で黙視するだけで簡単に発見することができるのが特徴です。
このびらんは食道の浅い壁の部分に出来るのであれば、
そこから出血したりする可能性はないのですが食道の深い部分に胃液が慢性的に掛かることで
- 潰瘍が出来る
- 出血が出る
- 食道の幅が狭くなり食べ物がつまりやすくなる
びらんも潰瘍の食道内の異変であることは変わらず、原因も同じなのですぐに治したいものですよね。
症状の程度や強弱はほぼ一緒
非びらん型であろうと列記としたびらん性の逆流性食道炎であろうと症状の程度や強弱は全く一緒なのです。
炎症がみられないのでそこまで症状はきつくないかと思いきや、目でも確認できるくらい傷ついていたり炎症している人とも
あまり症状は変わりません。
つまり患者さんの数の割合で見ると、症状が強・中・弱の人の割合いはほとんど一緒ということです!なんか不思議ですよね。
症状が重いのにも関わらず検査したら全然健康的だ!なんて言われたらそれこそ不安になりますし,他の病気を疑ってしまいますからね。ですのでこれらのことは予備知識として覚えておいてください。
「びらん型」も「非びらん型」も、腹圧が高くなりやすいので注意してください。
- 猫背などで姿勢が曲がっている
- 食べた後にすぐに横になる
- 便秘や下痢を繰り返している
- 胃酸過少で食べ物が胃の中にずっと残っている
- 便をするときに踏ん張りすぎてしまう
- ベルトをきつく締めすぎている
- お腹周りに脂肪がたくさんついている
びらん性と非びらん性も改善方法は同じ
非びらん型でもびらん型でも原因が一緒なので治し方も同じです。
病院に行くと薬を処方されますがどちらの型でも薬は一時しか効果はありません
処方される薬のほとんどが「胃酸の量を減らす」ことが目的なので、根本的な解決にはならないんです。
ではどうやって根本的に改善して行くのか?