内視鏡検査で逆流性食道炎は絶対にわかる?胃カメラで精密検査ができます

内視鏡検査なら、逆流性食道炎かどうかが一発でわかります。

ご安心を、あなたの逆流性食道炎は私が治します。

あらかじめ注意点を伝えると、
逆流性食道炎の症状が出ているのにも関わらず内視鏡検査で「正常」と判断させるケースも存在します

表面的には異常が見当たらない場合は逆流性食道炎の「非びらん型」に分類されるのです。

内視鏡検査の特徴について詳しく話しますね。

前提:非びらん性は内視鏡検査では見つけにくい

まず最初にお伝えしないといけないのは、内視鏡検査は万全ではない!ということです。

逆流性食道炎は「非びらん性」と「びらん性」に分けられます。

違いは、目視で確認できるか?否か?。

内視鏡カメラで異常が目視で確認できないけれど症状が出ている逆流性食道炎は「比びらん性」に分類され、確認できるものは「びらん性」に分類されます。

病気の性質上、「非びらん性」の場合は内視鏡検査では正確に判断できない!ということは覚えておいてくださいね。

びらん性の場合は傷や潰瘍は非常に見つけ易い

医師

内視鏡はx線の検査などと比べると、異変を比較的簡単に見つけ易いのが特徴です。
液体を喉に20分程度溜めておくという麻酔をしてから検査を受ける人が多いです。

ただ欠点は、内視鏡の飲み込みに苦労し、体力が削られるケースですね。

診断の結果は逆流性食道炎だったのですが、胸焼けを症状として感じている人の4割が内視鏡検査をすることによって逆流性食道炎だとわかるというデータがあります。

もちろん他の病気も見つけ易い

内視鏡検査は逆流性食道炎だけを見つける検査ではなく、胃がんや食道ガンを見付けることもできますよね。

体内のことは自分では目に見ることができないために専用の検査器具を使わない限りは全く普段は異変を可視化することはできません。

ただ症状を感じているとしても実際に見てもらわないとわからないですからね。

びらん性逆流性食道炎の進行具合もわかる

逆流性食道炎の傷や潰瘍があったときにその進行度も見ることがわかるのです。

傷の大きさや深さ、範囲や形をみることで重症度を検査することができるのですよね。

逆流性食道炎は

【gradeA → gradeB → gradeC → gradeD】

gradeD になればなるほど深刻度が増して行きます。

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軽症の場合はその傷は縦方向に伸びて行くのです。これは食道の収縮運動が縦に伸びていくのもなのでそれに沿うような形で傷がついていきます。

ただgradeC 以上になると傷が横方向になります。

これは慢性的に胃酸が食道に掛かっており、炎症を繰り返す頻度が高くなるとこのように横方向の傷になるので、

実際に内視鏡の検査をすることで傷はないのか?縦方向の傷なのか?横方向の傷もあるのか?がわかるでしょう。

医者
しかし例え非びらん型の逆流性食道炎だとしても内視鏡検査をやる必要はありますよ

  • 胃ガン・食道ガンかどうかを確かめることができる
  • 食道にへこみがないか確かめることができる

このような理由で内視鏡検査は役に立つといえるでしょう。

<関連記事>
⇒逆流性食道炎はびらん型と比びらん型の2種類に分けられる!

食道に凹みがあるかどうか?というのは食道と胃の間に凹みが出来ることで胃酸が溜まりやすくなり、
普段は食道と胃を繋ぐ部分は締められているのに

へこみがあるとわずかに隙間が生まれるので食道の方へ食べ物や胃酸が逆流しやすくなるというわけです。

このへこみのことを食道裂孔ヘルニアと言います

また傷や潰瘍、食道裂孔ヘルニアが見つからなかったとしても荒れているのか?白く濁っているのか?は調べることができますからね。

<関連記事>
⇒逆流性食道炎の検査は一体どんなことをするのか?すべて御伝えします

手術する可能性も!

内視鏡検査の結果、手術を勧められることもあります。

特に「バレット食道」や「食道ヘルニア」が見つかった場合で重症化しているのであれば

「手術しますか?」と言われることが多いです。

逆流性食道炎の病気単体で手術をすることはあまりなく、
あくまでも手術は「バレット食道」や「食道ヘルニア」が見つかった場合のみです

ここで注意しておかないといけないのは、
「バレット食道」や「食道ヘルニア」は逆流性食道炎から引き起こされる
ということです。

逆流性食道炎が悪化した結果として手術をし、入院するハメになります。

また手術をしても、入院したとしても、逆流性食道炎を改善することは難しいです。

逆流性食道炎の原因は「日常生活」にあります。
だから人工的な手術をしても、日常生活の送り方が悪いと再発する危険性は高くなるのです。

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