逆流性食道炎と喘息は併発しやすい??同じ咳でもどう違う??
逆流性食道炎と喘息の違いについて,併発する危険性についてお話して行きたいと思います。
どちらの病気も症状に咳が出るのですがどう違うのか、見て行きましょう.
逆流性食道炎を患っている人のなんと100人に70人は喘息を併発しているなんていうデータもあります
ご安心を、あなたの逆流性食道炎は私が治します。
咳の症状の違い
逆流性食道炎の咳の場合は空咳と言われるものでタンが絡んでいなく、コンコンという音がするのが特徴です。
これは胃酸の逆流によって食道が過敏に成ることで空気や食べ物が通過することで刺激となるのが原因。
それに比べて喘息の場合はアレルゲンが体内に入ったり、なんからの環境的な要因で気管支の粘膜が炎症することで咳が出てくるのです。
逆流性食道炎の空咳と違い、タンなどの水分が絡んでいることが多く発作によって突然息が苦しく成ることがあります。
空咳で喉が痒くてなかなか止めることができないことは確かにあるのですが、症状として喘息の方が息をするのが困難になることがあるというのが症状の違いとして挙げられますね。
逆流性食道炎の症状を詳しく知っておいて、間違いはありません。胸焼けや呑酸、喉のつまりだけではなくて、様々な症状があるんです。
- 逆流性食道炎の症状
- 喉のイガイガ、気分の低下、肩こり、腰の痛み、味覚障害、血行障害、口内炎、喘息、止まらない咳、前胸部の違和感、下痢、便秘、不眠、血便、めまい、頭痛
これらの症状が逆流性食道炎の症状です。
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咽頭に炎症が起こることで起こる症状
- 慢性的な咳がでる
- 声がかすれたり、発音にくくなる
- 声質が変化する
- 声帯にポリープができる
- 喉がイガイガする
- 吐き気がひどい
- 嚥下障害(のどがつまり、食物を飲み下すことが困難になる)
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⇒5分で理解!胸焼け以外の逆流性食道炎の7大症状を一つ一つ解説していきます
原因の違い
逆流性食道炎の原因は胃と食道を繋ぐ部分が弁の方式になっているのですが加齢や食生活の乱れ、腹圧などが大きく掛かることによって弁が機能しなくなるのが根本的な原因です。
それに比べて喘息は気管支が詰まることで空気の通気性が悪化することで呼吸が難しくなったり酸欠になったります。
喘息はアレルギー反応が過剰になることや気管支が猫背や姿勢の悪化により曲がったり潰れたりしてしまうことが根本的な原因なのです。
詳しく見極めるためには?
逆流性食道炎と喘息を検査によって見極めるためには内視鏡による検査が必要です。
実際に食道の荒れ具合を知ることで逆流性食道炎なのかを調べることができます。
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逆流性食道炎の検査一覧
- 問診
- 触診
- 食道内にカテーテルを挿入し、食道内のpH(酸度)
- 内視鏡検査
- 胃カメラ
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喘息の検査一覧
- 問診
- 触診
- 皮膚検査(パッチテスト)
- 血液検査
- 呼吸量試験
咳の他に胸焼けや喉の痛みを感じている方は一度検査してみてはいかがでしょうか?
逆流性食道炎を患っており、夜になると呼吸するのが難しく成ったり息が苦しく成る発作が襲って来るかたは喘息かどうかを検査してみることをおすすめします。
どちらも慢性病に分類され、放っておくと悪化してしまい取り返しのつかない事態へと変化してしまう危険性があるので、
しっかりと体調管理をし少しの異変にも気がつくように気を配らなくてはなりませんよ。
逆流性食道炎を患っている人のなんと100人に70人は喘息を併発しているなんていうデータもあるのです。
いまのところ考えられる原因は逆流した胃酸の刺激が自律神経を圧迫させて間接的に喘息を引き起こしてしまうことが考えられているのですが、
逆に喘息の治療薬や特有の症状が逆流性食道炎を引き起こしてしまうとも考えられています。
咳き込みことによって胃の中の酸が食道付近まで戻って来てしまうこともあります。
つまり咳き込んでしまう具体的なメカニズムについてはまだ良くは解っていないのですがお互いの症状が密接に関係していると言ってよいでしょう。
ご安心を、あなたの逆流性食道炎は私が治します。