逆流性食道炎は一体なぜ起こってしまうのか?発症のメカニズムについてお話していきます!

今回は逆流性食道炎の発症のメカニズムを話していきます。

メカニズムを知ることであなたが逆流性食道炎になった理由と、適した改善策がわかります。

  • なぜ逆流性食道炎は起こってしまうものなのか?
  • そもそもなぜ普通は逆流が起こらないようになっているのか?

これらを知っていく前に、
体の構造について話していくと理解が深まるので、先に逆流性食道炎に関係する体のパーツと構造について話していきます。

ご安心を、あなたの逆流性食道炎は私が治します。

逆流性食道炎に関係する体の部位と働きについて

下部食道括約筋の働き

下部食道括約筋

この図のように食道の上部と下部を隔てているのが下部食道括約筋と言われる筋肉です。

これは弁の構造になっているのですが、食べ物が入るときは広がり、
それらが逆流しないように入ったものがあると閉じる構造に成っています。

なので健康的な方は食べ物や消化液は逆流する事が無いのですね。

食道裂孔

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先ほどの図にもあると想いますしがここも食道の下部をしっかりと締め付けています。

太っているとここの部分にぽっこりと空洞が生まれることがあるのですがこれを食道裂孔ヘルニアといい、
これも逆流性食道炎や食道ガンの原因となることがあるので注意してくださいね.

食道裂孔ヘルニアができた場合は、外科で摘出手術を受ける可能性があります。

食道のぜん動運動

食道には横に開いたり、閉じたりする筋肉と縦に伸びたり、

縮んだりする筋肉の二種類があるのですがこれが運動することによって食べ物を胃の方へと送り込んでいきます。

これをぜん動運動と呼び、たとえ胃酸が食道の方へ逆流したとしてもこの運動によって押し返されてくれるのです。

下部食道括約筋の働き
食道裂孔
食道のぜん動運動

また
ではなぜ胃酸が逆流することで食道は炎症してしまうことが起こるのでしょうか?

逆流性食道炎となるメカニズム

強い酸を含む消化液の逆流

1つ目の胃酸(塩酸)の持つ強い消化性質というものも関係しています。

例えば
胃液には食べたものを消化するために「胃酸」が含まれているとおもうのですがこれは非常に強い酸で酸を示す検査では0に近づくほど酸性が強いのですが、

胃酸は1という数値です(ちなみに中性は7です)

確かに食べ物を噛まずに飲んでもしっかりと消化するのでそこまで驚きではないかもしれませんね。

ただ相当酸度は強いということはお忘れなく。。。

胃自体には中性バリアが張ってあるので、酸に耐えうる機能がもともと備わっているのですが、食道にはこのようなバリア機能は全くありません。

そのため、食道に酸がかかると炎症し、不快感を感じます。
<関連記事>
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逆流性食道炎を放置したら?症状は悪化し内部出血、さらに最悪ガンで死に至ることも

逆流性食道炎の原因
猫背姿勢、ストレスがかかる生活、加齢・高齢、腹圧がかかる、肥満体質、胃内圧の上昇、自律神経の乱れ、アルコールの飲みすぎ、便秘状態、呑気症、寝方が悪い、食道と胃を締める筋肉の緩み

下部食道括約筋のゆるみ

2つめは胃の仕組みの不具合によるものです。

何も食べていないときは食道の上部も下部も平になって潰れているのですが、なにかを飲むと同時に膨れ上がるのです。

上の括約部が開き、同じタイミングで下の括約部も広がるのですが、食道が膨らむことで食べ物を飲み下す嚥下運動(えんげうんどう)を始めます。

加齢によって嚥下運動は衰えていき、食べ物を通さない時でも開きっぱなしになってしまうのです。

これによって逆流しやすい身体へと変貌してしまいます。

下部食道括約筋が衰える原因は加齢だけではありませんよ!

アルコールの摂取するだけでも噴門は緩くなっていきます。

食道裂孔ヘルニア

食道

こんな感じにぽっこりと食道裂孔がとびだしてしまうことを食道裂孔ヘルニアと呼びます。

逆流性食道炎の防止機能が清浄には働かなく成り、ますます胃酸が逆流しやすい身体に成ってしまうのですね。

食道裂孔ヘルニアの頻度はしっかりと予防しないと加齢とともにどんどん増していくものなので注意が必要です。

なんと逆流性食道炎患者の30%がこの食道裂孔ヘルニアを合併させているという事実にも驚きですよね。

強い酸を含む消化液の逆流
下部食道括約筋のゆるみ
食道裂孔ヘルニア

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逆流性食道炎は加齢とともに発症する危険性が高まっていることは確かです。

しかし原因は加齢だけではなく、こんなことも大きな要因と成っていることをあなたはご存知ですか?具体的な原因とそれを解消させる克服法について関連記事でお話しているのでぜひ参考にしてみてくださいね

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